男性鍼灸師の「ヒゲ」はアリか?ナシか?



独立開業すると仕事の自由度は一気に高まります。


事業主ですので仕事として何をやるのも何をやらないのも自由です。


しかし、あまりにも自由過ぎて一般常識から遠ざかってしまうということもあるので注意が必要です。


その代表的な例が「身なり」です。


修行中は師匠や先輩から常に見られているというプレッシャーがあるので頭髪も服装もキッチリと整えていた人でも、


いざ開業してみると徐々にルーズになりはじめ「身なり」が乱れてくる…なんてことはよくあります。


男の先生で特に多いのがヒゲを伸ばし始める人ですね。


これが実に多いんです。


自由といえば自由ですが…医療職としては好ましくないと私は思います。


「ヒゲの男性」というか「男性のヒゲ」ってのは世の中で思いのほかよく思われていないような面もありますからね…。


ちょっと考えてみましょう。


◆ヒゲはアリ?ナシ?


独立して開業したんだから何やっても自由だろ?


ヒゲぐらい伸ばしてもいいじゃん!


なんかこう…説得力というか貫禄が出るでしょ!


…と思う先生もいらっしゃるかも知れませんが、個人的にはナシだと思います。


なんといっても医療職ですからねぇ。


衛生管理は絶対に必要です。


ヒゲには食べ物のカスや唾液が付着しやすいとのこと。


また排便後、バクテリアが付着した手指のままヒゲ周辺に触れると不衛生な状態になってしまうことも珍しくないそうです。


やはり「汚いのは良くない」ですよね。


そういう実際の「衛生状態」以上に、ヒゲ面であることへの悪い印象やイメージが先行して良くありません。


ヒゲをファッションアイテムのように考える若いワイルドな先生もいるのかも知れませんが、世の中は想像以上にヒゲを生やした人を快く思っていないようです。


「一般」や「普通」の感覚や基準がドコにあるかは分かりませんが、働き盛りの成人男性がヒゲを生やしていることに世間からの視線は冷たいようです。


それが似合ってもいないヒゲであれば尚のことです。


独立開業すれば何をしても自由…たしかに自由なんですが、その責任も果たさなくてはいけない立場だということをお忘れなく。


ヒゲを生やして患者さんが減ってしまっても文字通り自業自得でしかありません。


せっかく治療技術を身に付けて開業したのに、そんなつまらないことで患者さんが離れていくというのは余りにも残念です。


ここはオシャレ・ファッションとしてのヒゲをグッと堪えて、キレイに剃ってしまいましょう。


経営の面でも「爽やか」であるほうが得しますよ。


もし、それでも、どうしてもヒゲを生やすというのであれば、しっかり手入れをしてくださいね!


無精ヒゲや、伸ばしっぱなしのヒゲは「身だしなみを放棄している」感じがあって嫌悪されるようです。


しかし丁寧に手入れが行き届いたヒゲであれば、また印象が違ってくると思いますので…。


◆オススメ「ひげそり」アイテム


T字シェーバー&クリーナー

見た目にも汚い上に不衛生とくれば、これはもうキレイに剃ったほうがスマートな選択でしょう。


ヒゲをキッチリ深剃りしたい人には国産刃物メーカー「フェザー」のサムライエッジがオススメです。ジレットやシックに比べて圧倒的に安いのが特長です。


コスパに優れています!


私も愛用しているのですが、切れ味も良く、しかもそれが長持ちする優れものです。


このサムライエッジには3枚刃しかないのですが、切れ味が他社の5枚刃に劣るような感じはしませんし、キッチリ深剃りできますよ。





さらにシャープナーを使うと切れ味を更に長期間維持できて、素晴らしいコスパがもっと素晴らしいことになります。


コレ、シャープナーというよりかはクリーナーといったほうが正確ですね。


刃に付着した皮脂や汚れを落とすことで切れ味をキープできるという画期的なデンマーク生まれのエコな商品。


なぜコレがもっと日本に浸透しないのか非常に疑問です。





電動シェーバーはメーカーで選べ!


・ブラウンは深剃り

・フィリップスは肌にやさしい

・パナソニックは早剃り


これぐらい大ざっぱでも大丈夫です。


近年では各社の研究開発も進んで性能に大差はないと思います。


お風呂で使える防水仕様になっているか等をチェックして、あとは好みとフィーリングで決めてもオッケーです。


いずれにしても監視の目がなくなったのでヒゲを伸ばそうだなんて、カッコつけて患者さんに嫌われにいくようなものです。


もし、どうしてもヒゲを伸ばしたいのであれば、もう少し年齢を重ねて「ヒゲが似合う紳士」になってからがいいのではと思います。


脱毛もアリ

毎日毎日ヒゲを剃るのも面倒!


時間がもったいない!という方は脱毛もアリだと思います。


いわゆるメンズエステとか医療脱毛とか、ありますよね。


ああいうのは高額になりやすいので、あまりオススメできません。


オススメは家でも気軽に脱毛できてコストも抑えられる「脱毛器」です。





ヒゲもモチロン脱毛できる『ケノン』がいいと思います。


なんとも安直なネーミングですが品質は非常に高いようで売れ続けているようです。


7万円弱もするんですが脱毛器カテゴリーでは敵なしに売れまくっているとのこと。


常に機能を更新させて、最新のモノに搭載させています。


ヤフオクやメルカリで中古品が売られていますが、アレは買っちゃダメです。


古いのは機能も低いおそれがありますからね。


もしヒゲの脱毛をお考えでしたらオススメです!


◆まとめ


治療家は対面接客業です。


患者さんと面と向かって接するので、やはり身なりはキチッと整えたいところです。


顔の印象によって患者さんのリピート率が違ってくるということも大いに考えられます。


医療職らしく清潔に、そして爽やかに、キッチリとヒゲを剃って患者さんをお迎えしましょう。


言葉を選ばずに、そして誤解を恐れずにいえば、ヒゲを伸ばそうとする20代・30代・40代の男性は考え方が幼い「青二才」なのだと思います。


「ヒゲは自己表現できるファッションの一部」なのかも知れませんが、それで患者さんが遠のいて収入が減っては元も子もありませんからね。


電気シェーバー、国産カミソリ、脱毛、いろんな方法がありますので自分にあったものを探してキッチリとヒゲを剃ることをオススメします。