いつ・どのタイミングで開業するべきか?オススメは5~6月・10~11月です。



「いつ開業するのが良いか?」と悩まれている方もいるのではないでしょうか?


開業すると決めたものの、それがいつなのか?


どのタイミングがベストなのか?


こんなの誰も教えてくれないので考えちゃいますよね。


あくまでも個人的な意見ですが、私は「開業日は、いつでも良い!」と思っています。


明確な答えがないとは思うものの「いつでもオッケー!」では雑すぎると思うので、もう少し深く考えてみることにしましょう。


◆開業するなら「穏やかな季節」。


思いっきりザックリ書くと、開業するなら「厳しい季節は避けるべき」だと思います。


要するに「真夏・真冬」ですよね。


那覇の真夏・札幌の真冬…、そういうタイミングで開業日を迎えても人の動きが悪そうです。


まずは気候が厳しいときは避けることが無難でしょう。


さらに細かく分類して、月ごとに考えてみます。


1月

年末年始という大イベント明けで、サイフの紐がギュッと締まっている時期。
冬休み・成人式。地域によっては深刻な積雪。


2月

真冬。地域によっては深刻な積雪。
ニッパチという言葉もあるように2月と8月は季節が厳しいので消費者心理も動きが少ない。
28日間(4年に1回だけ29日間)しかない特殊月。


3月

年度末で何かと慌ただしく、新しい何かを試す余裕がない人が多い。
また花粉症の影響で外出を避ける人も多い時期。
春休み・卒業式・送別会・引っ越し。


4月

新年度開始で何かと慌ただしく、バタバタと新生活がスタートする。
気温も上昇し春めいてくるので消費者心理も徐々に温まってくる。
花粉症・入学式・歓迎会・新生活スタート。


5月

大型連休をキッカケに過緊張からの解放・気持ちの緩みなどが表面化する。
気候も安定し、意欲が沸いてくる時期。
5月病という言葉もあるように心身に不調を来す人も増える。


6月

祝日がなく、心身の疲労が蓄積されやすい時期。
雨天が続くと気持ちが落ち込みやすく、気分転換したい人が増える。
梅雨・湿度。


7月

冷房の使用が増え、温度差で体調を崩しやすい時期。
夏休みやお盆休みの計画を立て始める。地域によっては高温。
台風・夏休み。


8月

真夏。地域によっては深刻な高温。
暑いので日中の外出は控える人が増える。
また夏休みやお盆休みで、ある程度まとまった休みを取りやすい。
レジャーや帰省時にお金が動く。
台風・夏休み。


9月

真夏は過ぎたが、地域によっては高温が継続する。
夏の疲れが徐々に表面化してくる。
台風・運動会。


10月

気候も落ち着いてくる。
季節の変わり目で体調の変化も大きい時期。
台風・運動会。


11月

特に大きな行事もなく徐々に寒さが増してくる。
季節の変わり目。
収穫と冬支度の時期。


12月

イベントも多く慌ただしい時期。
月の後半はクリスマスと年末年始に意識が集中するので新しく何かを始める人は少ない。
地域によっては積雪。


◆まとめ


真夏・真冬を避け、月ごとの特性を考えると、


5~6月・10~11月あたりに開業するのがいいと私は考えます。


季節的なマイナス要因を受けにくい「落ち着いた月」という感じです。


それ以外の月に開業すると失敗するってことじゃないですよ!


あくまでも考え方の例として、です。


開業するには事前に借り入れやら物件やら工事やらやることが色々ありますから、最速でも3ヵ月、余裕をみて5ヵ月は欲しいところです。


となると逆算して、5月開業なら1月・2月には準備開始。


11月開業なら7月・8月には準備開始ですね。


「何となく準備を始めて結果的にこの日に開業した」という無計画はオススメできません。


開業日から逆算して、スケジュール通りこの日に開業した」という計画性が大事だと私は考えます。


締め切り(開業日)を先に決めてしまって、そこから考えると何事もテキパキと決めていけますからね。


「いつ・どのタイミングで開業すべきか?」に明確な答えはないと思いますが、もし良かったら参考にしてみてくださいね。


あ、一応、念のために「大安」「友引」を選んで開業日にしたほうがいいかもしれませんよ。


あくまでも気持ちの問題ですけどね。