治療効果を最大限に高める方法



治療効果を高める方法があるので、ご紹介します!


ものすごく簡単で明快で効果的な方法ですので、もし良かったらお試しください。


結論から書くと「治療後、患者さんに寝てもらう」ことです。


これをやるかやらないかで治療効果は全然ちがってきますよ。


寝てる間にしか回復はしない


洋の東西を問わず、人間の持つ自然治癒力やホメオスタシスみたいなものがはたらくことで患者さんが治ったり元気になったりするわけです。


治療そのものは「(施術者が)治している」というより「(患者さんが)治しやすくしている」というほうが正確ですね。


身体が治りやすいように鍼や灸で筋肉の緊張を緩めたりしているので、治りやすい身体環境を整えている感じです。


その機能を引き出すために、治療後の「治りやすい状態」で短時間でも寝ていただいて副交感神経を優位にし、心身を休ませてやるとグッと回復できるというわけです。


しかしながら、治療後すぐにはどうしても寝られないこともあるかと思います。


そういうときは夜の睡眠時間を長めに取るようにして頂ければオッケーです。


施術後の短時間仮眠か、夜の睡眠時間の確保か、両方のプランを患者さんに説明しておきましょう。


神経質な方は「治療後は絶対に仮眠を取って身体を休めないといけない!」と思い過ぎることもあります。


そんなにカリカリすると本末転倒な気もしますので、言葉を選んで提案してみてくださいね。


私は治療後に

「もしこのあと、お時間あるようでしたら15分でも30分でも寝てくださいね。お時間が取れない場合は、今日の夜、しっかり寝ていただければ大丈夫です。」

という感じでお伝えしています。


仮眠の時間や睡眠時間に具体的な決まりはありません。


睡眠時間の「数字」よりも、患者さんが「寝て自分自身を治すんだ」と意識してもらうほうが重要だと思います。


治療後、患者さんが帰られる前に「治療効果を最大限に高める方法」を教えてあげてくださいね。


何度も何度も繰り返さないと理解されない(忘れちゃう)かも知れませんので、何度も何度も繰り返しましょう!


「治療する側」と「治療される側」が協力することで治療効果は必ず高まります。


ちょっとしたことかも知れませんが、「治療効果を最大限に高める方法」として治療後は心身を休めるように患者さんに説明してみてくださいね。