私は、あまり問診をしません。
完全に不問診(全く問診をしない)わけではありませんが、
「どこが痛いですか?右ですか左ですか?シビレたりしてませんか?」
ぐらいです。
施術前の患者さんに長々とアレコレ根掘り葉掘りお話をお伺いすることはありません。
大体のことは患者さんの身体が教えてくれるからです。
もっと厳密にいえば患者さんの「筋肉が教えてくれる」ですかね。
私は問診よりも触診に重要視してます
患者さんの言葉を疑うわけではありませんが、患者さんの主観フィルターを通した言葉は必ずしも正確ではない場合がありますからね。
同じ症状、同程度の痛みであっても、それをどう感じるかは患者さんそれぞれです。
それをどのような言葉で表現するのかも人それぞれですからね。
私が治療するにあたっては、患者さんへの問診で得られた情報よりも、患者さんへの触診で得られた情報のほうが身体を理解しやすいという感じです。
あくまでも私の感覚的な話ですが、物言わぬ筋肉のほうが、雄弁に症状や辛さを物語っています。
張り具合・左右差・緊張の程度・温かさ・発汗・深さ・みずみずしさ…などなど。
筋肉は実に色んなことを教えてくれるものです。
「問診に意味はない」という話ではない
まぁ、やり方は人それぞれ。主観に正解も間違いもありません。
何を重視しようが患者さんに満足を提供できさえすれればそれで良いのですから。
※当然ですが「問診をしっかりやる治療スタイル」を否定するわけではありませんよ。
施術時間より問診時間が長いという先生も何人が知っています。スゴイですよね!
あくまでも「私は、筋肉の触診重視でやっています!」という話でした。
触診を念入りにしていくと今以上に見えてくるものが増えるかも知れませんよ。
もしよかったら参考にしてみてください。