【鍼灸院開業】テナント契約時の家賃値下げ交渉術



この記事ではテナント契約時に家賃を値下げできるかも知れない交渉テクニックについて説明しています。


開業候補地が決まり、テナントを借りるとなったら、まずはネットで情報を集めます。


今は仲介業者さんが写真付きで紹介してくれているサイトも複数ありますから便利ですよね。


ただしネットだけで全て決めてしまってはいけません。


実際に足を運び、必ず内覧させてもらいましょう。


その後、気に入った物件があれば契約を結ぶことになると思いますが、やっぱり家賃は少しでも抑えたいところですよね。


なんといっても毎月毎月、確実に支払う固定費ですからね。


家賃交渉なんてしたことないし、割高な契約になってしまわないか不安という方、大丈夫です。


今回は契約時に「家賃が安くなる(かもしれない)交渉術」をお教えします。


◆比較検討するのは言うまでもなく絶対に必要


ネットで不動産情報を入手できる便利な世の中ですが、まれに物件情報を上げていない地域密着型の老舗不動産屋さんもあったりします。


不動産物件には偶然の「巡り合わせ」要素が大きいので、色んな物件をくまなく探すようにしましょう。


さて、「これは!」という物件が見つかったとします。


あまりの嬉しさですぐさま契約してしまう…というのは(気持ちは分かりますが)賢いやり方ではありません。


契約と名の付くものは常に慎重に考えなくてはいけませんよ~。


◆なぜ家賃を慎重に考えなくてはいけないか?


契約となれば最も気になるのは、おそらく家賃だと思います。


家賃=毎月かならず発生する支払いですからね。


気にならない人はいないのではないでしょうか。


そこで戦略的に家賃が下がるように上手く交渉しましょう。


とは言っても不動産屋さんや大家さんもビジネスですし、ホイホイと家賃を下げてくれるなんてことは絶対にありませんので工夫が必要です。


まず、有力候補のひとつであり、契約の意思があることを(それとなく)伝えておきます。


「いやぁ、どっちにしようか迷っているんですけどね…」とか、そういう感じです。


これで少し家賃を下げてでも契約してくれる可能性がちょっとだけ高まります。


契約に至らなければ大家さんも不動産屋さんも入ってくるお金がゼロですからね。


そして、いざ家賃交渉となったとき、こう言いましょう。


「もし2万円安かったら即契約なんですけどね…。」


これです。


このフレーズです。


恥ずかしがっている場合じゃありませんよ。


遠慮せず言い切ってしまいましょう。


テナント賃料は値下げを見越して高めに提示しているなんてことも結構ありますからね。


「値下げの要請なく、カモがそのまま契約してくれたらラッキー」という不動産屋さんやオーナーさんもいますから!


もし、この一言で毎月の家賃が実際に2万円も安くなるのなら本当に即契約してもいいと思います。


…思いますが、実際に2万円も下がるということはミラクルといってもいい確率でしょう。


あまり期待してはいけません。


なぜなら「2万円」というのは、あくまでも具体的な提示だからです。


・もし本当に2万円下がるなら奇跡なので即契約もアリ!

・2万円は無理でも1万円下がるならスーパーラッキー!

・5000円だけでも下がるなら万々歳の儲けもの!


それぐらいの感覚で考えておきましょう。


繰り返しますが、なんと言っても毎月毎月、確実に出ていく出費ですからね。


仮に5000円でも下げてくれるのなら年間6万円、10年で60万円の差にもなります。


ゴネて家賃を下げさせると印象も悪くなりますので、あまり強引なことはせず、もしかするとあるかもしれない「値下げの余地」を探ってみてください。


テナントは重要ですから、くれぐれも焦らないことが重要です。


すぐに決めてしまわず慎重に検討してみてくださいね。


また「この物件(テナント)、いつから空いてますか?」と空白期間を聞くのもいいと思います。


長く借り手がいない物件は「家賃を下げてでも早く貸し出したい」というのが大家さんと不動産屋さんの心理なので、そこを刺激する方法ですね。


上手くいけば家賃の値下げを引き出せるかも知れませんよ。


もしよかったら参考にしてみてください。


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